シメイ ビール・発泡酒

ビール

シメイとはベルギービールの中でも特に有名なブランドで、醸造、販売を行っているのはスクールモン修道院となります。

宗教施設がアルコール飲料を手掛けることに少し変わっている印象を持つ方もいますが、ワインなどはキリスト教の中でも重要な存在となっていますし、実は別段不思議なことではありません。

このスクールモン修道院では11世紀ごろからそのように醸造を行ってきたと言われていますが、土地の名でもあるシメイが製品化されたのは19世紀からとなります。

また特にトラピスト会修道院にて醸造法など厳格な基準をクリアして生み出される製品をトラピストビールと呼び、シメイもそれに含まれるのです。

ちなみにスクールモン修道院では他にもチーズやパンを作ったりしており、自給自足を旨とするトラピスト会派の特徴がよく表れています。

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シメイからは通年販売されている製品で日本でも入手しやすいものが3種類存在します。

それぞれルージュ(レッド)、トリプル(ホワイト)、ブルーとなっており、ルージュではアンズやカシスのような熟成フルーツとカラメルテイストを感じさせるのが特徴です。

トリプルではブドウやリンゴ、バニラに似た香りとホップ使用量を高めたことによるドライフィニッシュが飲む人すべてに印象深く焼き付けられます。

そしてブルーはチョコレートのような甘い香りとブドウのようなフルーティーさを楽しめますがアルコール度数は9%と3つの中で最大となります。

ルージュやトリプルもそれぞれ7%、8%とハイアルコールなビールです。

しかしこれはベルギーのトラピストビールが宗教行事にて修道士が断食を行う際、液体を口に含むのは許されていたこともあった名残。

栄養を摂取する意味合いもかねて麦芽使用量を高めたのですが、それに比例してコクやアルコール度数が高まっていったのです。

ベルギーのビール

その他の銘柄でも日本のものと比べて高いのがベルギービールの特徴でもあります。

近年はスクールモン修道院の修道士、そして来訪するゲストにしか振る舞われることのなかったドレ―(ゴールド)も流通するようになっています。

こちらはアルコール度数4.8%、ライトな口当たりで初心者でも飲みやすい仕上がりになっています。

日本の法令上発泡酒と記載する輸入ビールもありますが、シメイの各製品ではそのようなことにはなっていないのも特徴です。

ベルギーに訪れる機会があれば行ってみたいのがスクールモン修道院となります。

俗世から離れた修道士たちを真近に接することができますし、世界中から観光客がやってくるので修道院以外にもボトリング工場、そしてオーベルジュと呼ばれる宿泊施設兼レストランに手軽にアクセスできるようなツアーも存在しています。

そこではシメイをはじめスクールモン修道院にて製造された数種類のチーズや焼きたてのパン、そして美味しいローカルフードが味わえるので、ベルギーに行く度に向かうリピーターも多数存在します。