青島ビール・発泡酒

中国国旗

青島ビールは中国を拠点とするビールブランドで、チンタオビールと読みます。

1903年に山東省青島で操業を開始して以来の息の長い会社で、中国で最も歴史を持つビールブランドの一つとされます。

1903年と言えば日露戦争の少し前で、日清戦争が終わって中国が色々な国に租借地として分割されていたような時代です。

この時には青島はドイツの租借地となってしまっていたのですが、ドイツと言えばビールですから、当然のようにその製造の技術が持ち込まれたようです。

本場の製造技術とノウハウが導入され、本格的な仕込み方で製造が始められたことになります。

青島は後の第一次世界大戦でドイツが破れたために、今度は大日本帝国の手に渡りますが、第二次世界大戦後は中国の主権が回復して青島ビールは国営事業となりました。

以降は日本の有名ブランドや海外メーカーと提携したり、国内有力企業と合併したりして、順調に成長を遂げています。

現在では中国国内で愛飲されるほか、海外への輸出も多いために世界各国で幅広く親しまれている、国際的に認知力のあるブランドとなっています。

発売されている製品は、青島ラガーとピュア・ドラフトの2種類となっており、ラガーの方は日本でも比較的取り扱われることは多いです。

TSHINGTAO

緑の瓶に赤のラインが入ったラベルとTSHINGTAOの文字が目印です。

製造に関しては元々はドイツの技術でもあるわけですし、1903年から進化を続けてきたノウハウがあります。

品質の良い麦芽を厳選して仕込んで行くのがこだわり。

マッシュしてから糖に分解し、ホップで味をつけて発酵させると言う一連の流れはスタンダードですが、青島の味わいを出すための温度の設定や各種ブレンドは洗練された独特のものです。

日本向けのものは名湧水を使って仕込まれたもので、これは中国国内には流通していないとされます。

味わいと品質については設立後、間もなくから高い評価を得始めており、1906年にはミュンヘンの国際的な博覧会で金賞に輝いた実績があるそうです。

以降も多数のコンテストで受賞するなどの成果を残しており、海外での評価も高いとされています。

ビール

その味わいの傾向に関しては、爽快感がある飲みやすさが特徴的で、口当たりも柔らかくなっている点が評判です。

日本人の味覚にも合うビールのようで、そのクセが少ないクリアな味わいの為に、根強いファンを獲得しています。

濃厚で苦味が強いタイプが苦手という方には、美味しく楽しめるかも知れません。

美食の国としても名を馳せる中国の製品ですから、中華料理を始めとしていろいろな料理や食材に合わせやすい点も魅力でしょう。

チリソース系からチーズ、よりあっさりとした食事の他にも多彩なレシピとマッチするとされます。

中華にこだわらず、タイ風などのアジアンテイストな食事と合わせてみるのも、悪くはないでしょう。

ビールや発泡酒ファンの方は、一度、味わってみては如何でしょうか。